つくばの家(S邸)民家再生・リフォームの仕事
竣工 | 2019年11月 | 所在 | 茨城県つくば市 |
---|---|---|---|
種別 | 現地再生 | 延床 | 61.1坪 |
屋根 | 日本瓦(既存部分)・ガルバリウム鋼板 | 外壁 | 唐松板張・砂漆喰 |
開口 | 木製サッシ・木製建具・アルミサッシ | 内装 | 栗板張(床)・桧板張/砂漆喰(壁) |
暖房 | 床暖房・ガス暖炉・エアコン |

江戸時代後期に建てられ、代々受け継いできた民家を改修しました。
元々の佇まいを残しつつ、大正ロマンの雰囲気を出した設計としました。

玄関
玄関戸を引分けの木製建具とし、開放的にしました。
下足箱の戸を網代風にして閉じた状態でも通気するようにしています。

リビング
天井の高さを上げて梁を見せつつ、2間だった居室をつなげて広いリビングへと変更しました。
建具のデザインや色合いを選定し、モダンな空間を演出しています。

キッチン
以前の天井高さよりも高くし、天井と壁を漆喰で仕上げて明るくし、居心地を良くしています。

洗面脱衣室
強靭な梁を表しにしつつ、白を基調とした色合いでまとめました。
隣の寝室との扉を無くしたプライベート空間にしました。
様々な電化製品を収納してありますが、扉で隠しています。

寝室
リビングと同様に木製サッシと引込み障子戸を設えています。
この窓から爽やかな朝日が入り、心地よく目覚めさせてくれます。

座敷
丸窓から庭木を見ながらゆったりと過ごせます。

座敷の付書院
外れたり割れたりした組子を直して再利用しています。
欄間も障子も美しく蘇りました。