中田の家(M邸)民家再生・リフォームの仕事
竣工 | 2006年11月 | 所在 | 茨城県取手市 |
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種別 | 既存再生 | 延床 | 51.9坪(改修部分) |
屋根 | 三州釉薬瓦 | 外壁 | 砂漆喰・杉板 |
開口 | アルミサッシ・木製建具 | 内装 | 月桃紙ほか |
暖房 | 温水パネルヒーター |

この住宅は、戦後の農家造りの平屋建ての横に、2階建てを取り付けたかたちで建っていました。
リフォーム前の主屋は勝手がよくなかった為、ご夫婦は敷地内の「はなれ」で寝ていましたが、今回のリフォームによって寝室もつくられ、一日中この住宅で過ごすことができるようになりました。

玄関内部。窓が小さくうす暗かった土間玄関に、大きな窓を設け、明るい空間にしました。土間は豆砂利洗い出し。大谷石で囲炉裏を組んでベンチで囲み、炭火焼きを楽しめるようなスペースを設けました。

玄関からワークスペースを見る。ここは平屋建てと2階建ての境部分です。屋根が大きいため、以前は部屋の真ん中付近は暗がりでした。そこでトップライトで採光しました。また、リフォームによって取り払われた壁の補強として、マガジンラックを兼ねた透かし壁を設けています(右奥)。


リビングを見る。玄関とリビングは、大型の障子で仕切ったり開放したりできるようにしました。

平屋部分に設けた寝室。北側の部屋なので、ここにトップライトを設けました。一番奥の座敷に通りぬけられるようにし、行き止まりの部屋の圧迫感をなくしました。手前両側に納戸を設けて収納も充実させています。

浴室。裏庭が広いため、窓からの眺めがよい浴室です。