藤沢の家(T邸)民家再生・リフォームの仕事
竣工 | 2010年12月 | 所在 | 茨城県土浦市 |
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種別 | 再生 | 延床 | 78.5坪 |
屋根 | 日本瓦 | 外壁 | 砂漆喰・杉板目板張り |
開口 | 木製建具・アルミサッシ | 内装 | 杉板・漆喰ほか |
暖房 | 薪ストーブ |
築200年近く経た建物を再生しました。

外観
元々は茅葺でした。その後明治末期だと思われますが瓦屋根に作りかえられました。人が跨げないほどの棟に大きな鬼瓦が取り付けてありました。このたびの工事では、垂木から新しくしました。

かつて式台玄関があった場所を復元して、新しい玄関を作りました。豆砂利の洗い出しで仕上げています。上り框は、数十年保存していたケヤキを使っています。

玄関に入ると、右側に座敷、左側に居間が続き、その間に納戸を取っています。北側の裏庭までつながる明るい空間です。

茶の間
大黒柱の脇には、これからの生活の中心になる薪ストーブを配しました。床は赤松のフローリング、天井は2階の床下地を兼ねて杉の厚板を張っています。中庭を通して、北側のやわらかい光を取り込んでいます。

キッチン
南側にあるキッチン。楽しみながら料理できるよう作業スペースを広く取っています。

屋根裏
黒く輝く梁が複雑に組まれた屋根裏は、子供たちが自由に使える空間にしました。暗くならないよう天窓から光を取っています。