稲敷の家(K邸)民家再生・リフォームの仕事
竣工 | 2008年2月 | 所在 | 茨城県稲敷市 |
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種別 | 既存再生 | 延床 | 45.0坪 |
屋根 | 既存金属屋根に塗装 | 外壁 | 漆喰・焼杉板 |
開口 | 木製建具・アルミサッシ | 内装 | 杉板・漆喰ほか |
暖房 | ペレットストーブ・エアコン |

文久元年の絵図にこの主屋が描かれていました。
現在残されたものはこの建物だけになってしまいましたが、茅葺屋根をトタンで覆っています。
この家を美容院と民芸品ギャラリー、そして住まいに再生しました。

向かって右側が居住スペース、中央が美容院
左側に民芸品ギャラリーがあります。

石場建ての柱(玉石の上に柱をたてる)の典型的な農家住宅でした。
柱の足元が傷んでいたので、建物全体を持ち上げて新しく基礎をつくり、そのうえに土台を敷いて建物を元の位置に戻しました。

洗面所から見える裏山です。
山からしみ出る水の影響を受けないように集水パイプを山に沿って埋設しました。

既存の構造材を生かして新しい材料で脆弱な部分を補いながら工事を進めました。

民芸品ギャラリーの入口。
床は豆砂利の洗い出し仕上げにしました。
耐力壁でありながら光が差し込むように、格子壁を設けています。