杉戸の家(N邸)新築の仕事
竣工 | 2018年6月 | 所在 | 埼玉県杉戸町 |
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種別 | 木造新築2階建 | 延床 | 30坪 |
屋根 | ガルバリウム鋼板 | 外壁 | 砂漆喰/杉板 |
開口 | 木製建具、アルミサッシ | 内装 | 杉板 |
「板倉構法※」の住まいです。
※板倉構法とは、「柱と柱の間に杉の厚板を落し込むことで壁を構成する伝統構法です。
落し込み板の外側に縦木摺り板を打つことで構造耐力を確保しています。


外壁の仕上は1階の板張りを柿渋系塗装とし、周辺の風景になじむようやや明るめの色を選定。
玄関廻りと2階は漆喰仕上として変化を持たせています。


玄関土間の仕上は洗い出しとし、収納カウンターは杉一枚板を使用しており、落ち着いた空間です。



1階リビングに面してぬれ縁を設けました。
2間幅の木製建具は全面開放できるため、屋内外の空間の連続性が生まれます。
同敷地内別棟のご家族との交流や幼いお子さんの外遊びのアプローチ空間として、コミュニケーションを創出します。


2階個室に面するバルコニーは、物干し空間として、また、田園風景を眺める場として気持ちのよい空間です。


2階ホールに面した吹抜は、一部をキャットウオークとして雨の日の物干しとしての機能をもたせました。
手すりを設置して安全も確保し、子どもたちの遊び心もくすぐります。

閉鎖的な小屋裏は、小窓をつけることで隠れ家的な空間となりました。