けんちく工房邑は茨城県つくば市を拠点に、板倉工法や民家再生をとおして、自然素材による住まいを設計から施工まで請け負う、無垢の木の家をつくる地域ビルダーです。
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みどり野の家(O邸)

- けんちく工房邑をお知りになったきっかけなど、教えてください。
- (ご主人が)40才になるまでに家を建てるという目標を念頭に、5、6年前から様々な媒体で情報を入手し、気になる土地が見つかれば何度も足を運んでよく確かめるなど、家づくりのために精力的に活動を続けていました。(ご主人が)幼い頃に遊びに来た思い出のあるつくば市に候補となる土地を見つけ、家についていろいろ学ぶうちに板倉工法に興味を持っていたところ、けんちく工房邑を知りました。社長の人柄に安心感を持ち、案内された建築中の建物を実際に見せてもらい、すぐに邑さんで家を建てようと決めました。
- ご家族の家づくりにおけるこだわりは?
- ・家族が一緒に過ごせる大きなリビング・ダイニング(ご主人)
・武家屋敷のような家。湿気ない、カビない健康的な家。収納力。(奥様)
- 木の家に住んでみての感想をお聞かせください。
- 以前のお住まいは
集合住宅に10年程暮らしていました。湿気やカビの発生がひどく、恐らくそれが原因で子ども達にアレルギー症状が見られました。
最初に持ったイメージと住んでみての感想
気持ちがいいだろうという最初のイメージに対して、住んでみて思った通りだと実感しました。
住み心地
雨の日も夏もジメジメせず快適。夏、暑さの厳しい日は何日かありましたが、エアコンなし(設置していない)で過ごしました。室内干しの洗濯物は一日で乾きます。
以前の生活と変わったこと
子どものアレルギーが改善されたこと。以前は家の居心地が良くなかったこともあり、休日は家族で外出することが多かったけれど、今は家で過ごす時間がとても長くなりました。
自然素材は汚れなどがシミになりやすいから、お父さんに注意されてちょっと大変。(娘)
木材の経年変化について感じること
梁などの割れや、建具の建て付けが天気によって変わったりする様子を日々体験していると、木が生きているんだな、調湿してくれているんだな、と実感します。
- ご自宅で「最も居心地のよい場所」と「最も居心地の悪い場所」を教えてください。
- 最も居心地のよい場所
陽当たりの良いダイニング、パソコンコーナー(ご主人)
キッチン(奥様)
自分の部屋、ダイニング、窓辺のカウンター(子ども達)
最も居心地の悪い場所
ないです。
お気に入りの設備、もの、工夫など、お勧めの生活用具など
折り畳み式のカウンター。階段踊り場のスノコ床。飾り棚(大好きな恐竜のフィギアや思い出のものを飾っています)。内部建具のほとんどを引き込みにして、各空間が一体化するところ。大容量の収納。玄関周りの広く突き出た軒。見た目も贅沢に感じるし、自転車を置いたり、夏場には犬を飼う場所としても検討中です。
- 「ここはこうしておけば良かったかな~」などの失敗談を教えてください。
- 設計段階でも試行錯誤しましたが、やはりリビングに直接陽の光が差し込むようにすれば良かったです。(ご主人)
玄関土間とつながるウォークインクローゼットは、室内履きのまま部屋からも出入りできるようにすれば良かったです。
吹抜けや階段を吹き降りる風は、夏の涼しさには大変有効ですが、冬の冷気対策が課題です。
浴室の浴槽は形状やデザインを第一条件に選びましたが、保温性をもっと重視すれば良かったです。
- 木の家の「お手入れ」について、お聞かせください。
- ウッドデッキ、浴室の壁板に防水塗装をしました。
- 「設計者との打合せ」について、お聞かせください。
- 初めに“どんな暮らしをしているか、どんな暮らしをしたいか”を質問され、家族全員で文面にして回答しました。それから基本プランの提示に始まり、打合せを重ねることで、約4ヶ月後に設計図が完成しました。その間、設計者には性能の不確定な新建材を採用することのリスクも含め、我が家に本当に必要なものは何かを慎重に判断していただき、総合的にオーバースペック(ハイコスト)にならない選択をアドバイスしてもらいました。
設計の過程は楽しく、家は買うものではなく建てるものだということを実感しました。
- 工事期間中の想い出など、お聞かせください。
- 基礎が完成した時は、こんなに広い家なんだ!と驚きました。そして、現場を見に行く度に、家が形になっていくのが嬉しかったです。
外壁の杉板の塗装を家族全員でやりましたが、家族が一体になれた良い思い出です。
地鎮祭や上棟式を行って良かったと思いました。建築に参加している実感を得られました。
- 6ヶ月住んでみて、率直な感想をお聞かせください。
- 気持ちがいい。嬉しい。広い。清潔。
- 今後、木の家を建てたいとお考えの方へ、アドバイスなどお願いします。
- 実際に木の家を見てみるのが、一番参考になると思います。見てみるといろいろ分かります。興味がある方は、邑さんを通じて我が家に足を運んでいただければと思います。
何かあった時に素早く対応してもらえるので、地元に建築会社があることも良いことだと思います。
- 最後に弊社に対するご要望をお聞かせください。
- 木の経年変化について、今後どのような変化が起こり得るのか、どのタイミングでどんな予防的メンテナンスをしておくと良いのかを教えてもらいたいです。
今後、芝屋根など環境に配慮した家を目指して挑戦したいことがあるので、これからも協力をいただきたいと思います。
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