数について
事務所のザクロの花が満開です。
ザクロは花もきれいですが、食用としても用いられ、
少し前には、女性ホルモンの摂取、活性効果なども話題になっていました。
また、鬼子母神が右手に持っているのはザクロだ(本当はザクロではないらしいです)というお話し。
そんなことから、私はなんとなくザクロを見ると、「ちょっとこわい女性」をイメージしてしまいます。
ふと、花弁を数えると・・・6枚、偶数です。
ちょっと気になって、他の花を調べると、桜をはじめ花弁はけっこう奇数が多い。
建築の祭事では、たとえば上棟式のときに使う幣束に描かれた黒い帯の数、3本・5本・7本。奇数です。建築に限らず、祭事では奇数を用いることが多いのですが、奇数を男数(おとこかず)、偶数を(おんなかず)と称することもあるようです。なるほど、伊勢神宮など神明造(しんめいづくり)の堅魚木の数も、女神を祭る社の時は偶数、男神は奇数と、けっこうツジツマがあってきます。
ザクロの花弁が偶数なのは、果たして偶然か、はたまた蓋然か・・・。(Kato)
2017-06-20